今、オークションが流行り?! 〜中古車の流通が、今まさに大きく変わろうとしています
中古車個人売買の登場と問題点
最近では、流通ルートの短縮化という時勢の元、次図の赤字のような従来の「買取り店」「販売店」という中間業者を廃したシンプルな流通スタイルが生まれてきました。
さらに進んで、「売却ユーザー」と「購入ユーザー」を直接つなぐ「個人売買」スタイルへの移行が将来的には見込まれます。すでに欧米では中古車売買の60%以上がこの個人売買により成り立っています。しかしそのためには解決すべき問題が多いのも事実です。
日本での煩雑な車両登録手続き | |
中古車ならではの品質保証の問題 | |
直接売買に絡む衆人ビジネス環境の歴史の少ない国民性 | |
専門知識の必要な商品分野ゆえに、知識がないと事故車やメーター改竄車などのリスクが高い | |
高額な商品を直接金銭取引をすることに対する抵抗感 |
などの壁に阻まれ、現在でも日本国内のその個人売買のシェアーはほんの数%程度と言われており、オートオークションシステムの発達した日本
に限っては欧米よりも普及は難しいという現実があります。
オークション代行スタイルの登場
その為、現在では、個人売買に最も近い「中間業者を極力廃したシンプルな流通形態」に俄然注目が集まっています。それが中古車の業者専用オークションを利用した全く新しい売買形態なのです。それが、まさに話題になっている「オークション代行」なのです。
最近、しばしばテレビの経済特集や報道番組などで「中古車オークション」(=オートオークション)というものが取り上げられるようになってまいりました。(当社においても例外ではなく何度かメディアの取材がございました)中古車という一物一価の商品に対して大量に同じ流通機関のルートにのることで「相場」を作り出し、その品質に関する客観的判断基準をデータベース化して流通させているのです。そこでは不明慮であった中古車というものがクリアな環境でクリアな商品価値の元に商取引が行われます。まさに流通革命そのものです。
そのオークションを消費者にとってより身近により安心の商取引のツールとして活かすのが「オークション代行」と呼ばれる業態なのです。この流通スタイルであれば従来、途中で加算されていた中間マージンが非常に少なくなることから、次の中古車流通の主流になると思われます。それは中古車の情報販売とも言われます。
このスタイルはとにかく「高く売れ、安く買える!」これが最大のメリットです。それは単に価格面でのメリットだけでなく、売却する際にはオークションであれば市場競争原理で思わぬセリ上がりで高値で売却できるワクワクする楽しみを味わえる可能性もあります。また購入する際には、選ぶという観点では、従来のように中古車販売店を見て回ったり、中古車情報誌で探さなくても、巨大なオークション会場であれば1日の開催で1万台以上の出品が毎週のようにあるので、希望の車に出会える可能性はどこよりも高いといえます。当社では毎週10〜15万台の全国のオークション情報を確認しています。更に公正な第三者によるそれぞれの中古車に対する専門の査定評価が入るため、その信頼性の高さが人気の秘訣なのです。
オークション代行業の果たす役割
しかし、ユーザーが直接、会員制の中古車業者専用オークションに入ることはできません。「YAHOO!オークション」などのネットオークションは基本的には「個人間売買」もしくは「個人を対象とすることを前提とした業者の参加」ですが、中古車オークションはあくまでも中古車業者間での取引を前提としているのです。それゆえ、クレーム規定や商習慣上必ずしも一般消費者にとって十分ではない運営基準であることには注意しなければなりません。
その為、そのマーケットでの売買手続きを依頼する中間業者が必要になります。それが、「オークション代行業者」と呼ばれる新しい中古車業者なのです。この代行業者は基本的に「1台あたりいくら」という手数料で売買サービスを提供しています。先ほどの「消費者にとって不十分な部分」をどれだけカバーすることができるかがオークション代行業者の真価が問われる部分です。
ここで、そのオークション代行業者について通常の中古車業者との違いを比較してみましょう。
購入の場合
一般的な中古車販売業者 | 一般的なオークション代行業者 | くるまオークションドットコム | |
業者利益 | 販管費の割合が大きく1台あたり30〜100万円程度の車両利益を見込む(諸経費は別途) | 手数料制で落札価格の5%前後の手数料が多く、一般的な価格よりは非常に安く購入できる (諸経費は別途) | 手数料制で落札価格の一律5%のみ、一般的な価格よりは非常に安く購入できる (諸経費は別途) |
保証制度 | 制度としてはあるが実は細かい部分は効かないことが多い | オークションからの落札状態そのままでの現状渡しが基本であり保証はない | 低額の保証料で24ヶ月の充実保証を用意し、そのほかにも7つの充実の保証・サービスが用意されている |
車両状態の下見 | 店頭に在庫がありユーザーが直接見ることができるが車両の状態や程度は自分自身で確認するしかない 客観的な査定検査資料は無い | コンピュータの車両画像と検査票のみに依存し、車を購入した後でないと実物を確認できない | コンピュータの車両画像と検査票を参考にするが、ユーザーに変わって実際に現車をプロの目でチェックする ユーザーの下見希望箇所に関しては個別レポートも可能 |
点検整備 | 基本的な点検の上納車される | 現状渡しのため点検整備は無論、洗車や内装清掃も無い | 全車12ヶ月点検を行った上、内装のクリーニングと外装の磨き及びコーティング施工によりハイクオリティな納車を実現 |
名義変更手続き | 販売店が行う | ユーザーが自身で行わなければならない | 責任を持って手続きを完了させた上で納車となる |
車両の選択肢 | 店頭在庫の中からしか選べない ネットで全国の店頭在庫を確認できるが遠方地域の車両は通常選択肢にならないので数千〜数万台程度の在庫数のため希望条件に合致する車は少ない | オークション出品車両の中から選べるが業者によってその選択できる会場数が異なる 少なくともその範囲内では店頭在庫になる前の段階で優先的に選 ぶことが出来る |
毎週10〜15万台の全国91箇所のオークション会場出品車両の中から自由に選べる 店頭に並ぶ前の流通車両を優先的に購入することが出来る |
売却の場合
一般的な買取業者 | 一般的なオークション代行業者 | くるまオークションドットコム | |
ユーザーの売却価格 | オークション相場価格の10〜30万円以上安く買取る 安く買い叩くほど業者利益につながる為ユーザー利益と業者利益は相反する ユーザーは買取業者との駆け引きが重要となる |
オークション落札価格から一定(3〜5%程度)の手数料を差し引くため、売却価格はほぼ確実に買取業者よりも高価売却が狙える 買取業者との駆け引きは必要無い オークションに対する能動的な仕掛けのノウハウは少ないので「運任せ」の要素も大きい |
車両価格に関わらずオークション落札価格から一律5万円定額の手数料を差し引くのみで高価売却が期待出来る透明性の高い取引形態であるためユーザーは駆け引きは不要 オークションに対して積極的に高価売却を狙う能動的ノウハウを駆使する為相場以上の売却価格がセリ上がる可能性も高い |
支払方法 | 原則、車両の引渡しと同時に決済されるので比較的に早く換金ができる | オークション終了後1週間程度 | オークション終了後1週間程度 |
とにかく、売買ともに圧倒的な価格メリットが分かっていただけると思います。しかし、ここで躊躇されている方も多いのではないでしょうか?オークションは業者向けの閉鎖的なプロ同士の商取引空間であるという認識をもってすれば、ある意味、オークション代行は非常にユーザーに価格メリットをもたらす反面、保証が無い・個人業者が多いなどのリスクも同時に抱え込んでてしまう危険性をはらんでいるのです。
残念ながら、いまの多くの代行業者は「手数料が安いのだからリスクはユーザー任せ」という風潮が強くあるのは事実です。また一般的な中古車業者は店舗があり会社組織で行っていることが多い反面、オークション代行業者は無店舗で個人で行っていることが多く、「信用」の不安もあります。
そこで当社「くるまオークションドットコム」は画期的な提案をさせていただきます。オートオークションを使った中古車流通がここから大きく変わるのです。